取り扱い人名一覧:茶人 宗教家 更新
千利休
1522-1591
和泉 生
茶人・商人
侘び(枯淡)の美を追求し天下の三宗匠と評され、わび茶を完成させた茶道界を代表する茶人。多くの弟子に恵まれ三千家などの茶道の系譜を現在に残した。織田信長・豊臣秀吉と時の天下人と密に交わり、その存在は様々な作品に描かれている。
尾形光琳
1658-1716
京都 生
絵師・工芸家
弟 尾形乾山
師 山本素軒・山本素程
琳派を大成させ「琳派の祖」とも呼ばれる江戸時代中期の日本画家。天性のデザイン感覚、色彩感覚により描かれた独自の装飾芸術は現在では京都を代表する作風として認識され、海外においても日本画に代表されるイメージの一つに捉えられている。また、弟の尾形乾山との合作などその制作範囲は多岐にわたり、光琳の画風に習った「光琳模様」と呼ばれる意匠や、明治の東洋美術史家 フェロノサに「世界最大の装飾画家」と評された作風は、今日までの芸術界に大きな影響を与えた。
尾形乾山
1663-1743
京都 生
陶芸家・絵師
兄 尾形光琳
師 野々村仁清
乾山焼の祖として知られる京都を代表する陶芸家。兄 光琳との合作も多く色絵磁器や文人画を施した器などの他、工芸品や絵画などを制作するなど幅広く活躍する。
本阿弥光悦
1558-1638
京都 生
陶芸家・絵師・工芸家・書家・鑑定家
師 古田織部
陶芸、漆芸、書のほか様々な分野において才能を発揮した芸術家。陶芸では楽茶碗、漆芸では金をふんだんに用いた金蒔絵といった優雅な作風を示し書では寛永の三筆の一人として称され光悦流の祖として名高い。また、琳派を創始したのも光悦で、俵屋宗達を見いだす事となる。晩年は多くの絵師・工芸家や職人・芸術家を率い創作活動を展開、日本初のアート・ディレクターとして活躍した。
川上不白
1718-1809
紀伊 生
茶人・陶芸家・書家
師 如心斎宗左
江戸千家 不白流開祖
千家流の茶道を江戸に持ち込み不白流を興した茶人。江戸の町民文化に影響を受けながら、それまでの京風の茶道手前に江戸向きの改良を加えた不白流を町民や武士に広く茶道を普及させた。
松平治郷
号 不昧
1751-1818
出雲 生
大名・書家・茶人
松江藩7代藩主
茶道への造詣が深く石州流茶道の一派である不昧流の祖であり出雲の芸術文化の基盤となった大名。滅亡するといわれていた程の状態であった松江藩の財政改革に成功したが、農民の年貢を急激に引き上げたことにより貧困は極度に達した。その為、暗君のモデルとして描かれる事も度々ある人物である。
高遊外
通称 売茶翁
1675-1763
佐賀 生
僧・茶人
黄檗宗龍津寺住持
禅僧の在り方への追求から煎茶普及の活動に傾注し売茶翁と呼ばれ親しまれた禅僧。その姿は次第に多くの人の心に残り相国寺の大典顯常によって「売茶翁伝」として現代に伝わる。
益田孝
号 鈍翁
1848-1938
新潟 生
陶芸家・実業家
三井物産・日本経済新聞を設立し明治以降の日本経済の基盤を作った実業家。また、小田原三茶人の一人としても知られ茶陶に造詣が深く、国宝・重要文化財を含む名品を数多く蒐集し自作の道具を制作するにまでいたる。
フランシスコ・ザビエル
1506-1552
ナバラ王国 生
司祭・宣教師
イエズス会創設メンバー
日本に初めてキリスト教を伝えたカトリック教会の司祭。また、イエズス会の創立メンバーの一人でもある。
ヤジロウ
1511?-1550
薩摩 生
キリスト教徒
一説には人を殺した為にマラッカに逃れ、フランシスコ・ザビエルと出会いゴアにて日本人としては初めて洗礼を受けたとされる人物。ザビエルとともに日本にて布教活動をするが、ザビエルの離日後に海賊となり中国近海で海賊に殺害されたとされている。
ルイス・フロイス
1532-1597
ポストガル 生
司祭・宣教師
カトリック教会 イエズス会
織田信長や豊臣秀吉と会見した安土桃山時代を代表する作品に度々描かれるキリスト教の宣教師・司祭。日本におけるキリスト教の普及に尽力した。また、著作の多くは日本史を裏付ける上での貴重な史料として注目され、多くの作品に取り上げられている。
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