取り扱い人名一覧:活動家更新
頭山満
1855-1944
福岡 生
国家主義者
大アジア主義・国家主義運動をはじめ数多くの運動を先導した玄洋社の総帥。東洋の巨人とも呼ばれ国の枠を超えたその広い人脈は歴史の黒幕と呼ぶに相応しいものである。辛亥革命に関与し、金玉均、孫文、ビハリ・ボースなどの亡命政治家を保護、つねに政界の裏面で日本の対外進出のために画策を続けた。
内田良平
1874-1937
福岡 生
国家主義者
父 内田良五
叔父 平岡浩太郎
大アジア主義・国家主義運動をはじめ数多くの運動を先導した玄洋社直系の黒龍会の総帥。晩年は大日本生産党を結成し血盟団事件、神兵隊事件などの黒幕として暗躍した。
末永節
1869-1960
福岡 生
政治運動家・武道家・大陸浪人
兄 末永純一郎
中国革命運動の協力者として宮崎滔天らと行動した大陸浪人の一人。1901年に玄洋社社員となり、黒竜会結成にも参加。中国革命同盟会を支援し、宗教仁編集の機関誌「民報」の発行人となった。辛亥革命では革命軍に参加。その傍ら、全日本少林拳武徳会初代宗家としての顔も持つ。
川上音二郎
1864-1911
福岡 生
興行師・演劇家
オッペケペー節で一世を風靡し「新派劇の父」とも呼ばれた演劇家。玄洋社社員としての顔も持ち、世情を反映した芝居は「新派」と呼ばれ歌舞伎(旧劇)を凌ぐ人気となった。海外でも評価は高くフランス大統領よりオフシェー・ド・アカデミー三等勲章(芸術文化勲章)を受賞した。
須永元
1868-1942
下野 生
漢学者・実業家・活動家
玄洋社・黒龍会・東洋協会の活動に活躍した活動家。朝鮮問題に関心が深く、近代日朝関係史を集めた資料は須永文庫として残されている。
杉山茂丸
1864-1935
福岡 生
政治運動家・実業家
先祖 龍造寺隆信
子 夢野久作
孫 杉山龍丸.杉山参緑.
井上馨・桂太郎・山縣有朋・児玉源太郎・後藤新平・松方正義・寺内正毅らの参謀役を務めた玄洋社系政財界のフィクサー。政界の黒幕と呼ばれ数々の献策を行った。
明石元二郎
1864-1919
備前 生
軍人
陸軍大将・7代台湾総督・玄洋社社員
日露戦争時にロシア国内の攪乱をはかり活躍した陸軍軍人。ロシアの政情不安につけいり数々の工作に関与。日露戦争に置ける日本の勝利に貢献した。スパイとして有名であるが階級は陸軍大将まで上り詰めており、日露戦争後の台湾総督としての功績も評価が高く、次期総理大臣とも目されていた。
中野正剛
1886-1943
福岡 生
政治家・ジャーナリスト
東方会総裁
玄洋社思想と、アジア思想に影響を受け全体主義的思想を主張した政治家。ドイツ・イタリアを訪問しヒトラー・ムッソリーニと会談するなど国際政治に明るくその後の日独伊三国同盟を支持した。また、東條英樹の独裁制に反発、倒閣を画策したが逮捕され割腹自殺をして果てる事となる。
杉浦重剛
1855-1924
教育者・思想家
近江 生
東宮御学問所御用掛として昭和天皇、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王および良子女王に倫理(修身)を進講した教育者。「人格高邁の国士」と評される程の学得兼備の人物で理学宗という独自の世界観を確立した。親交のあった頭山満は「本当の学者は世の中の太陽である。杉浦が恰度それであった。真に天下の至宝じゃった。杉浦は鵜の毛ほどの欠点もない人物であった。君子という文字は書物にあるが、生ける君子はめったにない。杉浦はその稀有の一人であった」と讃えた。
中江兆民 |
1847-1901
土佐 生
思想家・政治家・ジャーナリスト
弟子 幸徳秋水(伝次郎)
「東洋のルソー」と呼ばれた自由民権運動の指導者。被差別部落より出馬、人民主権説を唱え自由民権運動を理論的に支えた。また、頭山満を高く評価し深い親交を結んだ。
徳富蘇峰
1863-1957
熊本 生
ジャーナリスト.歴史家.評論家.政治家.
弟 徳冨蘆花
国民新聞社を設立し「国民新聞」を発刊、平民主義を唱ったジャーナリストの巨頭。しかし、時勢とともに国家主義に傾倒し政治家に転身。藩閥と密接に提携した言論を展開、立場の変節は民衆に避難され国民新聞社は2度にわたり焼打ちをうける事となる。晩年は大正デモクラシーに危機感を深め、皇室中心主義を唱えた「近世日本国民史」を連載。太平洋戦争宣戦の詔勅を起草し大日本言論報国会会長に就任。文化勲章受章。終戦後はGHQにより公職追放処分を受けるも「近世日本国民史」の執筆を再開するなど活動した。
緒方竹虎
1888-1956
山形 生
ジャーナリスト・政治家
自由党総裁・国務大臣・内閣情報局総裁・内閣官房長官・副総理
頭山満に支持し政界に進出後「次の総理」とも呼ばれた政治家。CIAとは協力関係にあり実際に緒方政権擁立の工作をしていた事が明らかになっている。
中村天風
1876-1968
東京 生
思想家・諜報員・実業家
天風会創始者
「玄洋社の豹」「人斬り天風」と恐れられ辛亥革命などで活躍後、日本で初めてヨーガの行者となり天風会を創始した求道者。大正初期の三大言論家とも呼ばれる。
来島恒喜
1860-1889
福岡 生
右翼活動家
筑前共愛公衆会・玄洋社社員
大隈重信の条約改正案に反対し暗殺を企てるも失敗しその場で自害した右翼活動家。
広田弘毅
1878-1948
福岡 生
外交官・政治家
第32代 内閣総理大臣
戦前の内閣総理大臣でA級戦犯として死刑となった政治家。外交官出身として大戦末期の終戦工作にも紛争した。
小野(三木)隆助
1839-1923
福岡 生
武士・政治家
筑前福岡藩士・筑前共愛公衆会会長・玄洋社社員
勤王の志士として活躍後「筑前西郷」と評され活躍した政治家。
堀川辰吉郎
1884-1966
京都 生
詐欺師.
世界救世教最高幹部
九州で映画の配給会社を経営していたが大陸にわたり悪事を働き「昭和の天一坊」と呼ばれた詐欺師。
宮崎 滔天
浪曲師名 桃中軒牛右衛門
1871-1922
肥後 生
革命家・浪曲師・大陸浪人
兄 宮崎八郎・民蔵・弥蔵
子 宮崎龍介
孫文の盟友として辛亥革命を援助しその名を残した革命家。アジア主義運動に活躍し、エミリオ・アギナルドのフィリピン独立運動も支援した。
平岡浩太郎
1851-1906
福岡 生
自由民権運動家
玄洋社初代社長
甥 内田良平
頭山満とともに玄洋社を組織し初代社長としてアジア問題を先導した活動家。実業家として炭坑の経営に成功し玄洋社の活動を支えた。また、政治家に転身後は憲政党結成に尽力、対露同士会に参加し対露強硬論をとなえた。
箱田六輔
1850-1888
筑前 生
自由民権運動家
頭山満とともに玄洋社を組織し第4代社長とを務める一方、愛国社などで民権運動を先導した指導者。玄洋社内の思想の争いからか割腹自殺にて果てる。
田中弘之
号 舎身
1862-1934
美濃 生
運動家
浪人会・大乗会創立者.
大日本国粋会顧問
浪人会を組織し国家主義を唱え先導、また、大乗会を設立し大乗仏教の普及に務めた活動家。雄弁家で大正初期の三大言論家と呼ばれる。
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