取り扱い人名一覧:書画家更新
山口蓬春
1983-1971
北海道 生
日本画家
師 松岡映丘
文化勲章受賞.帝国美術院賞受賞.帝展審査員.日展運営会参事.
日本芸術院会員.日展運営会理事.日展常務理事.文化功労者.日展顧問.
生涯自身の画風を追求し時代の先駆者として次世代に続く若き画家達に影響を与え続けた。どん欲に様々な世界観を吸収する事により表現された蓬春芸術ともいえる創造性は近代日本美術における一つの頂点ともいえる。その業績は日本画の改革期において指針となり活躍の場は多岐に及んだ。
清水公照
1911-1999
兵庫 生
僧.画家.書家.陶芸家.鑑定家.
東大寺宝厳院長老.207・208世 華厳宗管長.
仏教伝導文化章
東大寺の別当を務め「今弘法」と呼ばれた僧侶としての顔だけではなく書画、陶芸でもその名を広く知られる。「いろは~」「どろ仏」に代表される優しく自由な作風、人となりが素直に表現された優品を数多く残した。
山本梅荘
1846-1921
愛知 生
南画家
師 貫名海屋.三谷雪崦.竹本雪斎.
尾張南画の名手として数々の受賞歴を重ねたほか、文展の審査員を務め、児玉果亭・吉嗣拝山等とあわせて地方の三大家とも呼ばれた。
稲垣錦荘
1895-1969
愛知 生
南画家
師 山本梅荘.橋本関雪.服部担風.
子 奥磯栄麓
官展を中心に受賞を重ね活躍。青緑山水、花鳥などに秀作を残した。
田近竹邨
1864-1922
豊後 生
南画家
師 淵野桂僊.田能村直入.
文展での受賞歴は華々しく、日本南画院の創立に携わるなど大正期の京都画壇において中心的な活躍をみせた豊後南宋画の名手。南画三元老の一人として南画の発展に尽力。「大正描き」を呼ばれるほどの評価され「一楽荘描」などの名品を現代に残す。
村上委山
1867-1936
京都 生
南画家
師 阿部閑山.滝和亭.
南画家として南北合派の独自の画風を確立。茶道や華道にも秀でた文化人として活躍する。
井上竹逸
1814-1886
江戸 生
武士.画家.
師 谷文晁、渡辺崋山
幕臣梶川家の用心。梶川家は「忠臣蔵」刃傷松之廊下で吉良上野介に切りかかった浅野内匠頭を「殿中でござる!」と取り押さえた梶川頼照が遠祖にいる1200石の旗本であり竹逸は幕末最後の梶川家の用心として辣腕を振るった。また、画を谷文晁・渡辺崋山に学び、福田半香、椿椿山、山本琴谷と共に崋山門下の四天王と称されるほどであった。
田中案山子
1906-1970
東京 生
日本画家
師 田中以知庵
院展院友.新興美術院創立.大東南宗院審査員.
確かな画力で数々の受賞を重ねた後、小林巣居人らと新興美術院を結成するなど活躍。その後、画壇を離れ三越本店における個展中心の活動へと発表の場をかえ、花鳥画を中心とした数多くの作品を残した。
小野湖山
1814-1910
滋賀 生
儒者.漢詩家.
師 梁川星巌.藤森弘庵.大岡松堂.
幕末の混迷機に朝廷より国事掛に任命され三河吉田藩の儒者として国事に奔走。アヘン戦争の実情を伝えた「乍浦集詠鈔」は多くの反響を巻き起こした。明治維新後は従五位に叙せられ官吏に就くが廃藩置県後に退任し、詩人として活躍。剛胆な筆勢、格調の高い明治の三詩人として詩壇に君臨した。小野篁の後裔として伝えられている。
日根対山
1813-1869
大阪 生
文人画家
師 岡田半江.貫名菘翁. 桃田栄雲.
里井浮丘の庇護を受け中国古画を研究し南画の名手となる。交友のあった鉄翁祖門を私淑し、幕末の文人画家の第一人者と呼ばれた。門弟に野口小蘋・猪瀬東寧・奥蘭田・跡見花蹊・中丸金峯らがいる。
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