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谷文晁
1763-1841
江戸 生
南画家
江戸南画の大家であり、円山応挙・狩野探幽とともに「徳川時代の三大家」ともいわれる。
古画の模写と写生を基礎にし、諸派のよい所をあわせてまとめた南北合体の画風を目指した。その為、南画、日本画、古典はもとより洋画や朝鮮画まで学ぶなどその好奇心は留まる所を知らず「八宗兼学」とまでいわれる独自の画風を確立した。
亀田鵬斎、酒井抱一をはじめ木村蒹葭堂・松平定信・太田南畝・山東京伝ら交友関係は広く時代の中心であるとともに、門下に渡辺崋山・立原杏所・椿椿山・高久靄厓・田能村竹田・田崎草雲・亜欧堂田善・鍬形蕙斎らといった後の大家が大勢おり後世に残した影響も計り知れない。
徐悲鴻
1894-1953
中国 江蘇省 生
画家
北京国立芸術学院院長.南京国立中央大学教授.中央美術学院院長.
幼少から絵を好み,1917年 来日後さらに欧州に留学,デッサンと写実主義絵画を修得。
欧州各国で多くの展覧会を開催し名声を得る。
帰国後は中央美術学院長に就任し美術教育界に貢献。
西洋画的素描に卓越するとともに、雄渾な気迫と豪快な国画的筆力による馬の絵は特に著名である。
仇英
1494-1952
中国 江蘇省 生
画家
師 周臣
沈周・文徴明・唐寅とともに明四大家の一人に数えられる中国の画家。
宋・元の名作の臨模し山水・楼観・鳥獣と得意にしたが、特に人物画に秀で、濃い彩色・忠実な写実・美しい表現を狙った描写的様式に一段と細密さを加えた様式を完成、美人風俗画として独特の画体を作り、この後の風俗人物画は仇英風に変わったといわれている。
円山応瑞
1766-1829
京都 生
南画家
円山派 二代
師父 円山応挙
白井華陽の著した『画乗要略』で「家法を守る」と評され、写生を重視した親しみのある画風を受け継いだ。その為、弟の応受や甥の応震の方が優れているとも言われるが、応瑞独特の感性は小品の隅々まで気の行き届いた小気味のよさによく表現されている。代表作に大乗寺の遊鯉図襖やカウンティ美術館の宇治茶摘み・吉田山茶会図屏風等がある。
寺島春響
1898-1946
東京 生
日本画家
師 西山翠嶂
西山翠嶂主宰の青甲社に所属。
1933年代8回帝展にて初入選となり、以降帝展、新文展、及び青甲社展に出品して活躍。
写実的な花鳥画、動物画を得意とした。
平井楳仙
1889-1969
京都 生
日本画家
師 竹内栖鳳
帝展委員.新文展無鑑査.
文展に入選を重ね活躍する。
入江波光・榊原紫峰らと桃花会を結成。
戦後は後援会の楳推会を中心に制作活動を行った。
黄山寿
1855-1919
中国 江蘇省 生
画家
清代中国の画家で上海に住む。
人物山水画を得意とするが、特に亀の絵が有名である。
田中一村
1908-1977
栃木 生
日本画家
幼少期よりその才能は高く評価されていたが、名声を得るまでにはいたらなかった。新たな画境を切り開くため支持者とも絶縁、何かに引き寄せられるかのように奄美大島に移住。大島紬の染色工場で働きながら孤独と貧困の中、同地の風景画などを残した。 生涯無名の画家であったが、「奄美の日本画家」としてNHKで報道されて以来、 独特の画風と作品が再評価され南の島で強烈に生きたその姿を重ね日本のゴーギャンとも言われるようになる。
松本姿水
1887-1972
栃木 生
日本画家
師 川合玉堂
帝展審査員
日本画を独学にて描いていたが黒田清輝に師事し洋画を学ぶ様になる。その後、日本画に戻り川合玉堂に師事、帝展、文展などで受賞を重ね、帝展無鑑査・審査員などを経て画家としての地位を確固としたものとする。
野田九浦らと日本画院設立したり堅山南風・西沢笛畝らと伸々会結成するなどどこそこで名前が見られその人柄には東京教育大学の講師を務めるなど教育者としての一面も覗かせる。
高山彦九郎
1747-1793
群馬 生
勤王家.思想家.
師 河野恕斎
林子平・蒲生君平と共に、「寛政の三奇人」と呼ばれる。
また、吉田松陰をはじめ、幕末の志士に多くの影響を与え、
戦前においては、二宮尊徳や楠木正成と並んで修身教育で取り上げられた。
田能村竹田
1777-1835
豊後 生
南画家
師 淵上旭江.谷文晁.
豊後国岡藩の藩校の儒学者として若くして藩政に参加。その後、江戸にて谷文晁に画を学び、村瀬栲亭に詩文を学ぶ。1813年35歳の頃に職を辞し書画で生業を立て、浦上玉堂、青木木米、頼山陽などと交流、中国画を独自に研究し豊後南画の創始者として名声を得た。また、煎茶、和歌、音楽などにも秀でた文人画家の代表格でもある。多数の書画を残し後世に影響を与えているがその中でも「歳関三友双鶴図」「暗香疎影図」「松巒古寺図」は名品中の名品とされそれぞれ重要文化財に指定されている。
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